・社会人に必要なスキルってなに?
・どんなことを意識すればいいんだろう?
・何から覚えていけばいいんだろう?
こんな悩みに答えます。
これから社会人になろうとしている人やまだ配属されたばかりで右も左もわからないという人も多いはず。
本記事では、社会人がおさえるべき基本スキルを紹介します。
「コミュニケーション能力」なんて就活のときによく聞くふわっとしたことは言いません。
1つ1つは大したことはありませんが、身につけると間違いなく周りと差をつけるスキルを10個紹介します。
専門的な知識は仕事をしていけばイヤでも身についていくので、まずは社会人の基本となるスキルの習得に努めましょう。
社会人がおさえるべき基本スキル10選
社会人が絶対におさえないといけない基本スキルはこちら。
- メモ
- 会議
- 段取り
- メール
- 整理整頓
- 資料作成
- 質疑応答
- エクセル
- 問題解決思考
- やること管理
それぞれ解説していきます。
メモ
「メモ」は社会人が最初に覚えるべきスキルです。
メモにスキルが必要なのか?と疑問に思う方もいるかもしれませんが、それは大きな勘違い。
会議の内容を書いたはずなのに、次の日に議事録を作成しようとして見返してみたら自分で書いたのになんのことか分からないという経験をしたことはありませんか?
メモって実は腐るんです。
- 情報の整理
- 資料の構成検討
- ちょっとしたアイデア出し
将来の自分は別人だと考えてメモを取れる人は強いです。
メモに関する書籍も数多く出版されていますので、見返しても思い出せないメモをやめたいと考えている方は一度読んでみることをオススメします。
例えば会議のメモはその典型でメモのとり方のコツを学んでおかないと、いつまで立ってもあまり役に立たないメモを書くことになってしまいますよ。
会議
「会議」をすすめる力も社会人として必要になるスキルの一つです。
会社で働いていると、会議で次の行動をしっかり決めることができる人は案外少ないことに気づきます。
参加したのはいいけど、一度も発言せずに終わってしまったりしていませんか?
- 事実をあつめる
- 相手の意見を聞く
- 自分の意見を伝える
- 次の行動を決める
なんとなく会議で一日が埋まっていると仕事をしたような気分になってしまうかもしれません。
でも重要なのは会議で決めたことに基づいて自分が行動したり、相手に行動してもらうこと。
やった気分になるだけの会議からはさっさと卒業しないといけませんよ。
段取り
仕事はほぼ「段取り」で決まるといっても過言ではありません。
早く始めることは、速く進めることに勝ります。
ゴールから逆算してスケジュールを決めることを意識するだけで、仕事にスピード感が生まれます。
- 目標の設定
- 達成のために必要なことの洗い出し
- かけられる時間の算出
- 関係者への依頼
- 自分でできる作業を進める
これをやって…次にあれをやって…ではいつまで立っても仕事は終わりません。
また、関係者に頼まなければならない仕事は早めに依頼しておかないと、あとで痛い目を見ることになります。
期限のない仕事には価値はありません。
期限内に終わらせるという意識は、仕事の専門性によらずどこでも必要な力なのでぜひとも身につけたいスキルですね。
メール
メールも社会人に必須のコミュニケーションです。
聞くと当たり前ですが、社会人の仕事はメールを作成することでも返信することでもありません。
もっとも大事なのは、メールを使って仕事を進めて成果を出すこと。
メールの処理にかける時間は極力短くしなければいけません。
簡単なルールを作るだけでもメールの処理にかかる時間が削減できるのでおすすめです。
- 返信できるメールはすぐに返信
- すぐに返せないものは「ToDoフォルダ」へ
- 処理が終わったら「保管フォルダ」へ
- 「ToDoフォルダ」を片っ端から処理していく
会社でOutlookを使っているという方は以下の記事も参考になると思います。
整理整頓
整理整頓をなめてはいけません。
「あの書類どこだっけ?」とパソコンの中や机の引き出しを探す人は、もったいない時間の使い方をしてしまっています。
ものを探している時間というのは、仕事をしているようで何も生み出していない時間です。
- デスクの引き出し
- パソコンのデスクトップ
- 会社の共用フォルダ
探したいものが1分以内に出せないという人は、まずは整理整頓をするというクセづけをしていきましょう。
資料作成
会社員の成果は良くも悪くも資料の出来で決まります。総合職で働いているならなおさらです。
資料をつくるために必要な力は以下のようなもの。
- ストーリーを考える力
- 端的に相手に伝えるための文章を書く力
- 事実や考えを伝えるためのグラフを作る力
うまくまとめられない場合のほとんどは自分が理解していないとき。
資料を作っていく過程で思考がまとまることもあるので、わかりやすい資料を作る技術は持っておくべき。
テンプレートを作って使いまわすなど、時間を短くするための工夫もしていけば自ずと成長していきます。
質疑応答
質疑応答が下手だと相手に誤解を与えてしまいます。
相手の質問に端的に答えるって、自分ではできていそうでも周囲から見ると徹底できている人はなかなかいません。
質問に答えている最中に「あれ?なんの話だっけ?」となる人は要注意。
- 結論を最初に述べる
- 理由を3つ述べる
- 余計な情報を伝えない
結論→理由の順に話すべきだと知っている人は多いですが、沈黙を恐れて余計な話をしてしまう人も結構います。
相手に考える時間を与えるのも会話にあたっては重要です。
基本に忠実に。 話を聞いて、答えを返す。この徹底が思考の整理にもつながるので身につけたいスキルの1つですね。
エクセル
エクセルの操作は社会人なら避けることができません。
使いこなすためには3つのポイントを意識しましょう。
- ショートカット
- 関数
- 機能
相手に事実を伝えるために必要になるのがグラフや表を使ってわかりすく表現すること。
そのためのツールとして重要なのがエクセルです。
ショートカットや関数などを全て覚える必要はないですが、知っていると知らないのではスピードも正確性も段違いです。
操作をミスなく素早く行えるようにすることで、最も重要な考える時間を増やすことができるので絶対に身につけたいスキルのひとつ。
本を買ってみるのもいいですし、本ブログでも紹介しているのでぜひ参考にしてください。
問題解決思考
会社は問題だらけです。
慣れるまでは難しいですが、一度身につけてさえしまえばどんな仕事にも間違いなく役に立ちます。
- 現状と理想のギャップを数字でとらえる
- どこで問題がおきているのか調査する
- なぜ問題が起きたか考える
- 対策のアイデアに優先順位をつける
- おなじ問題がおこらない仕組みを考える
しっかりと数字で問題を捉えることで、なんの効果もない無駄な対策を打つことを防ぐことができます。
なによりも「なぜ?」を考える癖をつけることで、仕事の目的に沿った問題解決に繋がります。
やること管理
やることが管理できなければ社会人としての信用を失ってしまいます。
ToDoリストを作るだけだと、一日が終わって「あれ?全部終わってない…」なんてことになってします。
大事なのは予定表に時間まで決めて入れること。
やるべきことを期限までにきっちりやりきること。これに勝る信用を勝ち取る方法はありません。
ほんとに10個だけでいいの?
え?10個だけ?こんなの当たり前じゃない?
そう思われる方もいるかもしれません。でも安心してください。
全てがきちんとできる人なんてほとんど見たことありません。
基本的なスキルを徹底するだけでもあなたは周囲から一目置かれる存在になれるはずです。
当たり前のことを当たり前にする
会社で働くと「当たり前のことを当たり前にする」ことがいかに難しいかを痛感します。
- メモ
- 会議
- 段取り
- メール
- 整理整頓
- 資料作成
- 質疑応答
- エクセル
- 問題解決思考
- やること管理
あなたのついた職種の専門性、これはもちろん大事です。
ただし、専門性をいかんなく発揮するためにも今回紹介した基本スキルをおろそかにしてはいけません。
今回紹介したスキルはどれも当たり前のものですが、しょうもない自己啓発で意識だけ高めるよりもよっぽど価値がありますよ。
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