こんな悩みを解決します。
私はメーカーで技術職として働いています。
今までは会社に行って仕事をするというのが当然だったんですが、コロナの影響もあり「リモートワーク」にチャレンジしてみました。
リモートワークってどうせIT業界だけしか使えないんじゃないの?
そんな疑問をお持ちの方も多いでしょう。
今回は実際にメーカー技術職の私がリモートワークにチャレンジした結果とメリット・デメリットについて説明したいと思います。
便利なツールなんかも紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
リモートワークは最高の働き方 ※ただし、条件あり
まずは結果から報告します。
リモートワークはメリットのほうが圧倒的に多く、できる環境にある方は実際にやってみたほうがいいです。
というよりも、やらないとダメです。
会社に行ったほうがみんなとコミュニケーションとれて
いいに決まってるだろ!
これは勘違い。
作業の効率だけで考えるとリモートワークを実践したほうが確実によいと断言できます。
ただし、メーカーで技術職として働く身としては、すべての業務をリモートワークで行うのはおすすめ出来ません。
それはどうしても実際のモノを見る必要がある場面はあるから。
リモートワークをする日と会社に行く日を分けることが重要なポイントとなりそうです。
リモートワークのメリット【1日の時間が増える】
実際にやってみて感じたリモートワークのメリットは大きく3つです。
- 時間が増える
- 移動がないため疲れない
- 周囲に邪魔されないため集中できる
詳しく説明します。
時間が増える
これが最も大きなメリットでした。
リモートワークで仕事をしてみると自分の時間が増えます。
例えば以下のような時間。
通勤時間はわかりやすいかもしれませんが、会社内でも結構ムダな時間ってあるんです。
実際にリモートワークをしてみると自分が思ったよりも移動してるんだと言うことに気づけました。
思ったよりも移動してるというのは大きな気付きでした。
あとは、トイレね。
空いてるトイレを探す時間ほどムダなものはないです。
仕事が終わった瞬間に家にいるというのは不思議な感覚ですが、病みつきになりそうです。
移動がないため疲れない
通勤や会社内の移動って地味に体力を使っているんですよね。
リモートワークをしてみると単純に体に残っている疲れが少なかったです。
疲れも少ないので、次の日もいつにも増して高いパフォーマンスが発揮できます。
私の場合、共働きの奥さんのために晩御飯を作りましたが、一品多く作る元気がありました笑
周囲に邪魔されないため集中できる
もしかすると人によるのかもしれませんが、周囲に邪魔されないので仕事に集中出来ます。
- 上司から突然世間話をされる
- 同僚から声をかけられる
こういった状況が少ないので、集中が途切れるリスクがかなり下がります。
人によっては周りに多少音がある方が集中できるという方もおられるかもしれませんが、人に話しかけられるとどうしても集中力は切れてしまいますよね。
誰にも邪魔されずに作業ができるというのは大きなメリットです。
リモートワークのデメリット
では、リモートワークを実践してみて感じたデメリットはどんなものなのか。
大きく3つありました。
- ハンコ文化に対応できない
- 会社と同じ環境ではない
- やっぱり直接会って話す威力には勝てない
それぞれ解説していきます。
ハンコ文化に対応できない
メーカーというのは良くも悪くも昔の文化が根強く残っています。
それが「紙」と「ハンコ」です。
実際に書類を紙で作成して、上司に説明してハンコを押してもらうという文化が根強く残っている業務はリモートワークでは行うことは難しいです。
ただし、以下のような工夫で対応は可能です。
- スケジュール調整
- 会社にいるメンバーに依頼
- 電子決裁ツール(ワークフロー)の導入
会社にいるメンバーに書類を印刷してもらって、Skypeなどを通じて上司に説明してハンコを押して貰うといった工夫は可能です。
実際に私も上司にお願いして印刷してもらって、決裁してもらいましたがなんの問題もありませんでした。
会社と同じ環境ではない
会社と環境が異なるというのもデメリットの1つです。
- デスクの高さ
- 筆記用具の場所
- デュアルディスプレイ
私は普段会社でデュアルディスプレイで業務を行っていますが、家にはそのような環境はありません。
やはり仕事をやりやすいようにと自分が少しずつ工夫してきたデスク周りと同じ環境ではないというのは、働きづらさを感じる部分かもしれません。
やっぱり直接会って話す威力には勝てない
人とコミュニケーションを取るとき、相手の表情や仕草などが分からないのはやはり不便です。
さらに、なにか人に依頼しようとするのであれば、やっぱり直接会うのが一番いい。
電話やメールだとどうしても自分の思いや意図が伝わりきらないという経験をしたことがある人も多いのでは?
相手の状況もよくわかりますし、何よりも全く人と会わないというのもストレスの要因となります。
リモートワークに必要なスキル【自分に負けない力】
リモートワークをするにあたっては、誘惑に打ち勝つ力=自分に負けない力が必須です。
それぞれ説明します。
スケジュールを調整するスキル
リモートワークをするにはスケジュールを調整するスキルが必須です。
Web会議ツールを使えば映像を見ることはできますが、実際のモノに触れることは出来ません。
ただし、メーカーで勤務している身としては、実際に出来たモノを見る必要のある場面が出てきます。
会話したり、書類を見たりするよりも実際の製品を見たほう分かることってとても多いですから。
やっぱり会社に行く必要のある場面はあります。
自分だけでできる作業に集中する日をつくるためのスケジュール調整力は間違いなく必要となります。
自分を管理するスキル
リモートワークは自宅で1人机に向かってますので、誰の目にも触れません。
そうなると自分に甘えてしまう人もいるかもしれません。
- TVをつけてしまう
- スマホを見てしまう
- YouTubeを見てしまう
こういった誘惑に打ち勝つ程度には自分を管理する能力は必要ですね。
リモートワークに必要な環境と便利なツール
実際にリモートワークをしてみましたが、必要な環境を整えるのはそんなに難しいことではありません。
リモートワークに必要な環境は誰でも準備できる
必要なものはパソコンとインターネット環境ぐらいです。
パソコンは会社のものを持って帰れば問題ないですし、インターネット環境も整っている方が多いと思います。
セキュリティ面が気になるという方であれば会社にVDI(仮想デスクトップ)環境を整えてもらえると全く問題なくなるはずです。
リモートワークに便利なツールもほぼ無料で手に入る
リモートワークに必要なツールも無料で準備できます。
私はSkypeを使って通話やチャットを行っていますが、通信状態が悪くなければ全く問題ありません。
パソコンにスピーカーやマイクはついていますが、イヤホンだけは自分で用意したほうが賢いです。
以前からiPhoneを使われている方であれば、付属していたイヤホンで事足ります。
iPhone付属のイヤホンにマイク機能がついていたことを
知らない人が多くてびっくりしました。
今までチャットツールを使ったことがないという人がもしいれば、以下の2つで試してみるといいでしょう。
- Slack(スラック)
- Chatwork(チャットワーク)
メーカー技術職にもリモートワークはできる【メリット大】
リモートワークをやって見る前は、本当に仕事がちゃんとできるのか不安もありました。
ただ実際にやってみて、これは今後の働き方に必ず必要な経験だと確信できました。
もし、環境はあるけどやったことがないという人がいるのであればぜひやってみてください。
上司の理解は必要かもしれませんが、必ずやあなたの効率化の手助けをしてくれるはずです。
最後におさらいです。
- 時間が増える
- 移動がないため疲れない
- 周囲に邪魔されないため集中できる
- ハンコ文化に対応できない
- 会社と同じ環境ではない
- やっぱり直接会って話す威力には勝てない
以上です。
コメント