今回は、以下のような方に向けて記事を書いていきます。
就職して働いてみると、自分の周りには仕事が「できる人」と「できない人」がいることに気づくと思います。
私も会社に入って仕事をしてきて、様々な人を見てきました。
仕事ができる人はいつも生き生きと働いており、多くの仕事を抱えているのにスピードが早く、ミスもないため周りからの信頼も厚い。なんなら、プライベートまで充実している。
この人は化け物なんじゃないか?
逆に、仕事ができない人は仕事の量も少ないのにスピードも遅く、ミスも多い。休みの日の過ごし方を聞いてみると、昼まで寝ていて何もしていない。
こうはなりたくないな・・・
そもそもなんでこのような違いが生まれるのでしょうか?
両者ともに同じ会社に入り、同じような仕事から始めたたはずです。
今回は、大企業と呼ばれる会社で働いている私の経験をもとに仕事ができる人とできない人の違いとどうすればできるようになるのか?について解説したいと思います。
そもそも論:仕事ができるとはどういう状態を示すのか?
仕事ができる人とできない人の最大の違いを考える前に、
そもそも「仕事ができる」って一体どういうことを示すか説明できますか?
- 資料作成が早いこと?
- 仕事をたくさんこなせていること?
- メールの返信が早いこと?
- 会議でよく発言すること?
- 論理的思考力が高いこと?
- コミュニケーション能力が高いこと?
- 知識が豊富なこと?
- 机の周りが整理されていること?
- プレゼンが上手なこと?
上にあげたような項目は間違いではありませんが、要素の一つでしかなく、「仕事ができる」という状態を正確に表した表現ではありません。
私は様々な方と一緒に仕事し、出世している人や周囲からの評価が高い人を見てきた結果、仕事ができる人は以下のように定義できると考えています。
仕事ができないと言われる人の逆を考えていただけるとイメージしやすいと思います。
仕事ができない人は、以下のような特徴がありませんか?
- 「目的」を履き違えており、膨大なやり直しをしている
- 「目標」を設定せず、ダラダラと残業している
- 「期日」が守れず、周囲からの信頼を損なっている。
- 過去の成功体験や愚痴が多く、新しい手法を受け入れようとしない
「仕事ができる人」と呼ばれる人は、
- 「目的」を明確にします。
- 適切な「目標」を設定します。
- 上司と「期日」の合意を取ります。
- 周囲と協力しながら必ず「期日」までに達成します。
- 途中で起きた失敗を仕組みとして落とし込み、更に成長します。
そんな抽象的なこと言われても分からない?
ですよね。具体例を上げて説明します。
できない人の具体例:定例会議の資料作成
あなたが上司から「来週の定例会議の資料作っておいて」と言われたとします。
来週の定例会議の資料を作っておいてくれ
わかりました!
仕事ができない人は、こういう場面で以下のようなことをやってしまいます。
- いきなり資料作成を開始
- 他の仕事が舞い込んできて、資料作成を中断
- 定例会議の資料なんてすぐできるだろうと放置
- 会議前日になって、いざ資料を作ろうとしてみたらデータのありかが分からない
- 周囲に確認してみると、データを他部署にもらう必要があることが判明
- 他部署に相談すると、データ収集には2日かかることが判明
- 上司に報告して・・・
なにやってたんだ!
上に書いたようなことは極端かもしれませんが、最悪こういう自体に陥ってしまいます。
できる人の具体例:定例会議の資料作成
では、仕事ができる人はどのように仕事をすすめるのか?
例えば、仕事ができる人は以下のように仕事を進めます。
- 会議の目的を上司に確認:「目的の明確化」
- 資料作成の進め方・To Doのドラフトを作成:「目標・To Doの設定」
- 上司に確認し、不足点(データ取得に他部署の協力が必要なこと)を指摘してもらう
- 資料作成の進め方について上司の合意を取る:「To Do・期日の合意」
- 上司への進捗報告のスケジュールを確保
- 関係部署にデータの取得を依頼
- 依頼している間に資料のドラフトを作成
- データ受領後に資料にデータ集計結果を当てはめる
- 完成
上に示したのは例なので、このやり方が絶対に正しいというものではありませんが、
仕事ができる人というは、必ずといっていいほど、仕事の一番最初に、目的・目標・To Do・期日をきちんと明確にします。
できる人とできない人の最大の違い:「段取り力」
できる人とできない人の違いはなんでしょう?
仕事の最初に「目的」「目標」「To Do」「期日」を明確にしていることですよね。
この物事をすすめる順序「段取り」を行うかどうかができる人とできない人の大きな違いです。
なぜ仕事ができる人は最初にそんなことをするのか?
理由は、仕事で一番時間がかかるのは「やり直しにかかる時間」だからです。
どんなに資料作成のスピードが早くてもやコミュニケーション能力が高くても、失った時間を取り戻すことはできません。
作業のスピードが早いにこしたことはありませんし、コミュニケーション能力も高い方がいいに決まっています。そしてそれが仕事の結果につながることももちろんあります。
ただ、物事をすすめる順序「段取り」がしっかりしていないとその能力を活かす機会もありません。
結論:仕事ができる人になるためには「段取り」が命
では、どうすれば「仕事ができる」ようになれるのか?
これだけです。これさえできれば仕事ができるようになります。
じゃあ段取りってどうやって組むの?
について次回以降で説明していきます。
周囲の仕事ができるといわれる方というのは、本当に段取りを組むのがうまいです。
みなさんもぜひ段取りを最初に実施してみてください。
まとめ
今回は、仕事ができる人とできない人の違いからできる人になるための方法を書きました。
最後にもう一度おさらいしたいと思います。
①仕事ができるの定義:
「目的を果たすために設定した目標を期日までに達成すること」を続けられる人
②仕事ができる人とできない人の最大の違い:
仕事の最初に「段取り」を考えているかどうか
③仕事ができるようになるためには:
仕事の最初に「段取り」を作成する。
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