社内調整や定例会議が多く、「社外で説明できるスキルがない」と不安になっていませんか?
業務名が会社固有でも、その中で解いた課題や使った能力は分けて整理できます。課題、行動、使用した能力、結果の順に書けば、経験を具体的に説明しやすくなります。
この記事では、担当業務を分解する棚卸しシートと、次に伸ばす能力の決め方を紹介します。
市場価値への不安を具体的な問いに変える
「通用するか」ではなく、「何をどの条件でできるか」を確認します。
市場価値は一つの数字ではありません。希望する仕事や組織によって求められる経験は変わります。まずは転職できるかを断定せず、現在の仕事から説明できる能力と不足する経験を分けます。
資格名や役職だけでなく、直近に担当した具体的な仕事を材料にしてください。
業務名とスキルを分ける
社内用の業務名を、目的と動作へ言い換えます。
「月例会議の事務局」なら、日程調整、論点整理、資料確認、進行、決定事項の記録などへ分けます。「調整力」だけで終わらせず、誰との間で何をそろえたかを書きます。
基本的な能力の観点を増やしたい場合は、社会人の基本スキル10選も参考にしてください。
課題・行動・能力・結果で経験を整理する
一つの経験を、評価ではなく確認できる事実から分解します。
課題には開始時の状況、行動には自分が担当した工程、能力には行動で使った考え方や技術、結果には完成したものや変化を書きます。
数値や他人の評価が記録にない場合は作りません。「予定表を作成した」「合意事項を記録した」のように確認できる結果を使います。
社内調整を汎用スキルへ言い換える
行動の動詞と、再現した条件から能力名を付けます。
関係者の希望を集めて優先順位を決めたなら、情報収集、論点整理、利害調整、意思決定支援に分けられます。進捗を確認して遅れに対応したなら、計画、進捗管理、リスク対応が候補です。
能力名を先に決めず、行動の説明から逆算します。同じ能力を別の業務でも使った記録があれば、再現性を説明しやすくなります。
キャリア・スキル棚卸しシートを作る
直近の経験を一件ずつ、同じ項目で並べます。
- 業務名・期間・自分の役割:
- 開始時の課題・制約:
- 自分が取った行動:
- 行動で使った能力・知識・ツール:
- 確認できる成果物・結果:
- 同じ能力を使った別の経験:
- 今後使いたい仕事・場面:
- 不足する経験・次に試す行動:
チームの成果と自分の行動を混ぜず、担当範囲を明記します。不明な結果は「要確認」とします。
説明できるか第三者に確認する
社内用語を知らない人が理解できる表現かを確かめます。
仕事内容を一文で説明し、相手から「何が課題だったか」「自分は何をしたか」「何が残ったか」を質問してもらいます。答えに詰まった欄は、記録や成果物を見直します。
守秘義務に関わる社名、個人名、金額、未公開情報は一般化してください。
次に伸ばすスキルを一つ決める
希望する仕事との差を見て、実務で試せる行動へ落とします。
求人情報や職務内容など、目標とする仕事で求められる条件を確認します。既に使った能力、証拠が弱い能力、未経験の能力に分け、次の業務で試せるものを一つ選びます。
まず直近の業務を3件選び、棚卸しシートへ事実だけを書き出してみましょう。


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